アリアさんの幽閉教室〜5分間恐怖の世界〜

「第5問!彼女の好きな食べ物は?」


 簡単な問題キタッ!
 彼女の好きな食べ物なんて、知らない彼氏いるのかな?

「苺!」
「ハンバーグ……」


「ブッブー!クスクス……。また揃わなかったね。どうしたのかな?」

 心配しているそぶりは全くない。
 アリアさんは嬉しそうに、ニヤリと笑う。


「ごめん……!俺……」
「だ、大丈夫!間違いなんて気にしないで」

 星七くんの額に汗が伝ってるのが見えた。
 緊張してるのかもしれない。

 だから揃わなくても責めたりしちゃだめだよね。
 そう思ったんだけど……。
 
 ドクドク……。
 なんだか、嫌な胸騒ぎがする。

 わからない。わからないんだけど。
 星七くんの表情や、簡単な問題に答えれないことに違和感を感じた。
 

 
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