アリアさんの幽閉教室〜5分間恐怖の世界〜
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*招待状*
このたびはおめでとうございます。
あなたが選ばれました。
今夜19時。正門が開いているのが宴の合図。
あなたを夜の学校に招待します。
今回は特別にあなたの大切な人をつれてきてね。
アリアより
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どくん、心臓が跳ねた。
そして手紙を持つ手が震え出す。
確かに「アリア」とそう書かれている。
なんで。どうして……。
本当にアリアさんからの招待状だったなんて。
そしてなにより、ただの手紙なはずなのに。
この手紙を持っていると、気が重くなるような気がした。
どうしよう。一体わたしはどうしたら……。
わたしだって、アリアさんの噂は知っていた。
でも、信じていなかったんだ。
だって幽霊だなんてあり得ないと思ったから。
行かないとだめかな……。
そうだっ!知らないふりしちゃえばいいんじゃないかな。
怖い思いをするとわかってて、夜の学校にいく勇気なんてないよ…!
そう思ったのだけれど。
ある噂を思い出した。
『アリアさんから招待状を受け取って、その日に行かなかったら……夢の中にアリアさんが出てきて、そのまま連れていかれちゃうんだって…!』
思い出すと同時に、ぞわりと寒気がした。