アリアさんの幽閉教室〜5分間恐怖の世界〜
「そうだよ!こっちから探しに行けばいいんだ!」
「え、なにを?」
萌香ちゃんは、首をかしげる。
「わたし、アリアさんを……本物を探してくる!」
そうだよ。情報が少ないっていうなら。
自分から探しに行けばいいんだ……!
「でもさ……アリアさんには、招待状がないと会えないんじゃない?」
萌香ちゃんの言うとおりだと思う。
アリアさんに会うためには、招待状をもらうしかない。
どうしたら、黒い手紙が届くのかな。
「そうだよね。どうしたら黒い手紙が届くんだろう」
「うーん」
わたしたちは、二人とも頭を悩ませた。
みんなが怖がってるアリアさんからの招待状。
わたしだったら、両手を上げて喜ぶのになぁ。
そんなことを考えていたら。