最強男子に溺愛され中です!
チラッと和田礼央と話しているかいくんを見ると思いっきり目があった。




「なーに、さーちゃん、俺と付き合いたいの?


さーちゃんならいつでもウェルカムって感じだけど?」



カーッと顔が赤くなっていくのがわかる。


告白…とまではいかないけど、

こういうことを言っても、

かいくんは私ならいいって言ってくれるんだ…。



素直に嬉しいな。



「…海斗さん。

俺は譲るなんて言ってませんから。


勝手に人の女に手ぇ出さないでください」



「何言ってるんですか!?

あんたはもう入ってこないでください!

しかも人の女じゃないですから!


あと、彼女もお断りです!

さようなら!」





そう言って私は屋上を出た。



そうだよ…!


彼女なんかになるもんか…!






待って…、なんか忘れてる気がする…。




あ………。



ああ!


ヤバイ!



絵梨を待たせてるんだった!




全速力で走ったその時、次の授業のチャイムが鳴った。




気がした…。







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