最強男子に溺愛され中です!
やべ、俺、年下か同い年だと思っていたわ。


『悪りぃ…、じゃなくて…、…さーせん…』



『ぷっ、今更?って感じだから敬語じゃなくてもいーよ』





いやいやダメだろ。



『で、おまえ…、じゃなくて…あんた…じゃなくて、あんた……さ、んは、何でここにいんだよ…、じゃなくて、いる…、いる…。

何で、いる、んすか…!?』




『ぷっははははっ、敬語、慣れてないんだね。


面白いなあ、君。

ねぇ、また明日も来るからさ会いに来てよ。

俺、いつもここで一人だし?』




っ……。


我ながら恥ずかしい…。



てか、こいついっつもここにいんのか。




『一人…。

寂しくないんですか』




って、俺アホか。

先輩に向かって何言ってんだよ、失礼すぎんだろ。




『え?


寂しいかぁ…。

あんまそういうの考えないなー。

でも、寂しいから今、君のことを誘ったのかもね』



やっぱ、そういうこと全然考えてねぇんだ。



『じゃあ、これたら来る…、来ます』




『ありがとう、いい奴だね』




『………』




悪りぃな、先輩。



照れ臭くてなんて言っていいかわかんねぇ。


でも、明日も来たいと思った。



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