冷徹王子の甘い笑顔
「あ、うん。いいよ」
ゆっくりと皇坂くんが座る。
少しだけ距離があるけど、今はこの距離感が嬉しい。
「えっと、どうかした・・?」
恐る恐る声をかける。
改めて近くで見ると本当に綺麗な人だった。
声をかけなければ思わず見とれしまうくらい。
「いや、昨日伝え忘れたことがあって」
低い声が耳に心地いい。
こんなにもきちんと声を聞いたのは初めてかもしれない。
昨日はそんなことを考えることが出来ないくらい驚いていたから。
「昨日?あ、燈真に?」
その言葉に皇坂くんは頷く。
「しばらく公園に行けないから、次会えたとしても土曜日って伝えてほしい」
「土曜日ね、わかった。伝えておくね」
そう伝えて「あっ」と言葉が漏れる。
「ごめん、確か土曜日なんだけど久しぶりに部活がお休みみたいで燈真友達と遊びに行くって言ってたかも」
確か先週くらいにそんな話をしたような気がする・・・。
あれ、いや、来週の土曜日って言ってたかな。
「伝えてくれるだけでいいから」
そう言うと立ち上がり、隣の車両に移動するのか私に背を向けた。
ゆっくりと皇坂くんが座る。
少しだけ距離があるけど、今はこの距離感が嬉しい。
「えっと、どうかした・・?」
恐る恐る声をかける。
改めて近くで見ると本当に綺麗な人だった。
声をかけなければ思わず見とれしまうくらい。
「いや、昨日伝え忘れたことがあって」
低い声が耳に心地いい。
こんなにもきちんと声を聞いたのは初めてかもしれない。
昨日はそんなことを考えることが出来ないくらい驚いていたから。
「昨日?あ、燈真に?」
その言葉に皇坂くんは頷く。
「しばらく公園に行けないから、次会えたとしても土曜日って伝えてほしい」
「土曜日ね、わかった。伝えておくね」
そう伝えて「あっ」と言葉が漏れる。
「ごめん、確か土曜日なんだけど久しぶりに部活がお休みみたいで燈真友達と遊びに行くって言ってたかも」
確か先週くらいにそんな話をしたような気がする・・・。
あれ、いや、来週の土曜日って言ってたかな。
「伝えてくれるだけでいいから」
そう言うと立ち上がり、隣の車両に移動するのか私に背を向けた。