冷徹王子の甘い笑顔
そのままゆっくり抱き寄せられる。
皇坂くんの心臓の音が心地よかった。

「嬉しすぎてどうしよう」

「同じく」

「俺の彼女・・・」

「そうだよ」

「幸せにします」

「はい」

「「・・・ふはっ」」

同時に吹き出す。

「幸せすぎる」

「私も」

お互いにぎゅっと抱き締める。

「離さないでね」

「あったりまえ」

もうお互いに涙はとまっていた。

「ねぇ、逢原さん」

「なあに」

そっと私を離すと皇坂くんはとても柔らかな笑みで私を見つめていた。
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