第三者

ep_4 <私のルール>

私たちの職業に恋愛は命取りにも近かった

「仕事に影響が出る関係はやめよう」
彼も同意した

最初の頃に私は'終わり'を決めていた

時が経ち、そのルールは適用されたのだ

「仕事に影響が出てるから戻ってきて」
彼の言葉にも私は如何にも冷静だった

彼はこの先、幾つのものを犠牲にしてしまうのだろうか
手にするはずの栄光たちを

私は彼のファンだった
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