触れたい、cross
買い物を終えて、スーパーを出たら、さっきよりも濃いオレンジ色の夕焼けが射していて。
さっきは独りで浴びていた、夕焼け。
またも、私の手から強引に奪いとったエコバッグを、両手に提げている伊織くんと並んで今は、ふたりで全身に浴びている。
やっぱり、独りよりも、ふたりがいいな。
無意識に、考えている。
それは、当たり前のこと、なのかも知れないけれど。
独りで生きていかなくちゃいけない。
決心して、歩いてきたはず、なのに。
こんな日々が続いたら。
独りになるのが、怖くなるな…
ぼうっと、考える。
・
さっきは独りで浴びていた、夕焼け。
またも、私の手から強引に奪いとったエコバッグを、両手に提げている伊織くんと並んで今は、ふたりで全身に浴びている。
やっぱり、独りよりも、ふたりがいいな。
無意識に、考えている。
それは、当たり前のこと、なのかも知れないけれど。
独りで生きていかなくちゃいけない。
決心して、歩いてきたはず、なのに。
こんな日々が続いたら。
独りになるのが、怖くなるな…
ぼうっと、考える。
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