碧い夏の約束
凛月「何から話したらいいんだろうな…。さっき話した通り、夏休み明けてから進展ないからどうしたらいいのかわかんなくて…。」
瞬「まぁ、そんなことだろうとは思ってたから、俺の方でも考えてあるよ。」
凛月「本当か?さすがだな瞬は。」
瞬「ただ、先に事実の確認をしたい。結華もいるなら絶好の機会だ。」
結華「私も??」
瞬「あぁ、昔の遥翔を知ってる人間がいるだけで話の信憑性も上がる。」
凛月「確かに、俺は所々曖昧だからな。結華なら覚えてるだろ?」
結華「そういうことなら任せて!」
瞬「そうか、じゃあ話進めるぞ。まず、凛月は遥翔と幼馴染で親ぐるみで仲が良かった。それで遊んでる途中に事故に遭って遥翔に関する記憶をなくした。遥翔とのことで覚えていたのは、高3の夏に海で会う約束と遥翔の凛とした碧い瞳だけ。ここまでで何か違うところはあるか?」
凛月「いや、ないよ。」
結華「えぇ、瞬の言うとおりね。」
瞬「そうか。それで現在思い出したのは、遥翔の名前・事故に遭ったときのこと・遥翔と遊んだこと、他にあるか?」
凛月「いや、今のところそれだけだ。」
瞬「じゃあ残り思い出せてないのは、遥翔の顔と遥翔がどんな人間だったかってことか?」
凛月「あぁ、そうだ!」
瞬「なるほどな…。それなら俺の考えた策が使えるかもしれねぇな。」
凛月「本当か!!」
結華「それで、その策っていうのは??」
瞬「あぁ、それは遥翔と約束した海に行くことだ。」
凛月・結華「え??」
凛月「何で海に?」
瞬「凛月は思い出す手がかりとして、遥翔との思い出の場所を回ってたろ?多分、約束の海も何かしら思入れのある場所なんだと俺は思う。だから行ってみる価値はある。」
結華「確かに、思入れがないと再開の地には選ばれないだろうし…。」
凛月「それはありだな。」
瞬「じゃあ善は急げだ。今から行くぞ。」
凛月「え、今から?海の場所は神奈川だぞ?休み明日で終わりだぞ!?俺らはともかく瞬は学校間に合わなくなっちまう…。」
瞬「落ち着け。凛月たちのとこは3連休かもだがこっちは違う。こっちは明後日が開校記念日で休みなんだよ。だから俺の休みはあと2日ある。」
凛月「そ、そうか…。よく考えれば瞬が考えなしにそんなこと言う訳ないか…。」
瞬「今から行くと、海に行けるのは明日だな。凛月の家泊まっていいか?」
凛月「あぁ、もちろんだよ!」
結華「私も凛月の家泊まる。」
凛月「家隣じゃん!」
結華「それでも泊まるの!!」
こうなったら結華は了承を得るまで駄々をこねる。俺には了承の選択肢以外なかった。
凛月「わかったよ…。」
結華「やった!!」
その後、新幹線をとり東京へ戻った。戻った頃には日が暮れていて、次の日の早朝に出発を決めた。
瞬「まぁ、そんなことだろうとは思ってたから、俺の方でも考えてあるよ。」
凛月「本当か?さすがだな瞬は。」
瞬「ただ、先に事実の確認をしたい。結華もいるなら絶好の機会だ。」
結華「私も??」
瞬「あぁ、昔の遥翔を知ってる人間がいるだけで話の信憑性も上がる。」
凛月「確かに、俺は所々曖昧だからな。結華なら覚えてるだろ?」
結華「そういうことなら任せて!」
瞬「そうか、じゃあ話進めるぞ。まず、凛月は遥翔と幼馴染で親ぐるみで仲が良かった。それで遊んでる途中に事故に遭って遥翔に関する記憶をなくした。遥翔とのことで覚えていたのは、高3の夏に海で会う約束と遥翔の凛とした碧い瞳だけ。ここまでで何か違うところはあるか?」
凛月「いや、ないよ。」
結華「えぇ、瞬の言うとおりね。」
瞬「そうか。それで現在思い出したのは、遥翔の名前・事故に遭ったときのこと・遥翔と遊んだこと、他にあるか?」
凛月「いや、今のところそれだけだ。」
瞬「じゃあ残り思い出せてないのは、遥翔の顔と遥翔がどんな人間だったかってことか?」
凛月「あぁ、そうだ!」
瞬「なるほどな…。それなら俺の考えた策が使えるかもしれねぇな。」
凛月「本当か!!」
結華「それで、その策っていうのは??」
瞬「あぁ、それは遥翔と約束した海に行くことだ。」
凛月・結華「え??」
凛月「何で海に?」
瞬「凛月は思い出す手がかりとして、遥翔との思い出の場所を回ってたろ?多分、約束の海も何かしら思入れのある場所なんだと俺は思う。だから行ってみる価値はある。」
結華「確かに、思入れがないと再開の地には選ばれないだろうし…。」
凛月「それはありだな。」
瞬「じゃあ善は急げだ。今から行くぞ。」
凛月「え、今から?海の場所は神奈川だぞ?休み明日で終わりだぞ!?俺らはともかく瞬は学校間に合わなくなっちまう…。」
瞬「落ち着け。凛月たちのとこは3連休かもだがこっちは違う。こっちは明後日が開校記念日で休みなんだよ。だから俺の休みはあと2日ある。」
凛月「そ、そうか…。よく考えれば瞬が考えなしにそんなこと言う訳ないか…。」
瞬「今から行くと、海に行けるのは明日だな。凛月の家泊まっていいか?」
凛月「あぁ、もちろんだよ!」
結華「私も凛月の家泊まる。」
凛月「家隣じゃん!」
結華「それでも泊まるの!!」
こうなったら結華は了承を得るまで駄々をこねる。俺には了承の選択肢以外なかった。
凛月「わかったよ…。」
結華「やった!!」
その後、新幹線をとり東京へ戻った。戻った頃には日が暮れていて、次の日の早朝に出発を決めた。