僕は彼女に絆されている
“こうなったら、正直に話そう”
このまま傷つけるくらいなら、その方がいい。
せっかくの2人での旅行だ。
めいいっぱい、楽しみたい……!
「…………琉夏くんに、プレゼントがあったんです」
「え……?」
そこで、琉夏は華乃子を見た。
「今日、旅館で渡したくて…
それが入ってるから、大きめのショルダーにしたんです。
プレゼントだから、ラッピングを傷つけたくなくて…」
「そ…だった…の…?」
「はい//////」
「な、なん…だ……!
ごめん、ノコ!ごめんね!
僕、嫌な妄想ばかりしてて……
ほんと、ごめん!!」
頭を下げてくる、琉夏。
自分を恥じたように、何度も謝罪を繰り返す。
「いえ!
私が、上手くサプライズ出来ないのが悪いんですし(笑)
上手く嘘がつけないと言うか……(笑)」
華乃子は苦笑いをする。
「ううん、そこがノコの良いところでしょ?」
琉夏の言葉に、華乃子は照れたように笑ったのだった。
駅に着き、ホームで電車が来るのを待つ。
「ノコ、少し時間があるしそこのベンチに座ろ?」
頷く華乃子の手を引き、二人は並んで座った。
「ねぇ、ノコ」
「はい」
「プレゼント、今欲しいな!」
「あ、じゃあ…」
ショルダーバッグから、プレゼントを出そうとする。
しかし……華乃子の動きが止まった。
「ん?ノコ?」
「あの…琉夏くん…」
「ん?」
「プレゼントは、なかったことに……」
「…………は?どうして?」
「これ……」
バッグから出した、プレゼントは角が潰れていた。
「あ…
大丈夫だよ!」
「でも…こんなの……
ごめんなさい。これじゃ…琉夏くんを傷つけてまで隠してた意味が……」
「ううん!
貰うよ!ありがとう!」
両手で受け取り、丁寧に開けた。
「あ、中身は無事みたい…ですね…!
良かったぁ…!」
「これ…」
「琉夏くん、欲しそうにしてたから…!」
「でも、高かったでしょ?」
「でも…
色んな想いがこもってるから!
どうしても贈りたかったんです!」
「ありがとう!
すっごく嬉しいよ!ほんと、ありがとう!
…………フフ…早速つけるね!」
腕時計をつけた琉夏が、華乃子に見せ微笑んだ。
「フフ…似合ってます!」
華乃子も微笑み、親指を立てた。
このまま傷つけるくらいなら、その方がいい。
せっかくの2人での旅行だ。
めいいっぱい、楽しみたい……!
「…………琉夏くんに、プレゼントがあったんです」
「え……?」
そこで、琉夏は華乃子を見た。
「今日、旅館で渡したくて…
それが入ってるから、大きめのショルダーにしたんです。
プレゼントだから、ラッピングを傷つけたくなくて…」
「そ…だった…の…?」
「はい//////」
「な、なん…だ……!
ごめん、ノコ!ごめんね!
僕、嫌な妄想ばかりしてて……
ほんと、ごめん!!」
頭を下げてくる、琉夏。
自分を恥じたように、何度も謝罪を繰り返す。
「いえ!
私が、上手くサプライズ出来ないのが悪いんですし(笑)
上手く嘘がつけないと言うか……(笑)」
華乃子は苦笑いをする。
「ううん、そこがノコの良いところでしょ?」
琉夏の言葉に、華乃子は照れたように笑ったのだった。
駅に着き、ホームで電車が来るのを待つ。
「ノコ、少し時間があるしそこのベンチに座ろ?」
頷く華乃子の手を引き、二人は並んで座った。
「ねぇ、ノコ」
「はい」
「プレゼント、今欲しいな!」
「あ、じゃあ…」
ショルダーバッグから、プレゼントを出そうとする。
しかし……華乃子の動きが止まった。
「ん?ノコ?」
「あの…琉夏くん…」
「ん?」
「プレゼントは、なかったことに……」
「…………は?どうして?」
「これ……」
バッグから出した、プレゼントは角が潰れていた。
「あ…
大丈夫だよ!」
「でも…こんなの……
ごめんなさい。これじゃ…琉夏くんを傷つけてまで隠してた意味が……」
「ううん!
貰うよ!ありがとう!」
両手で受け取り、丁寧に開けた。
「あ、中身は無事みたい…ですね…!
良かったぁ…!」
「これ…」
「琉夏くん、欲しそうにしてたから…!」
「でも、高かったでしょ?」
「でも…
色んな想いがこもってるから!
どうしても贈りたかったんです!」
「ありがとう!
すっごく嬉しいよ!ほんと、ありがとう!
…………フフ…早速つけるね!」
腕時計をつけた琉夏が、華乃子に見せ微笑んだ。
「フフ…似合ってます!」
華乃子も微笑み、親指を立てた。