僕は彼女に絆されている
一方……
こちらは、琉夏。
ミシマ達と飲んでいた。
「――――でさー、それが美味しそうなんだよなぁー」
琉夏が持ってくる弁当の話になり、ミシマが羨ましそうに言っている。
「いいなぁ~」
「………」
(当たり前だ。
毎日ノコが、色々考えて作ってくれているんだから)
「やっぱ今度、俺の分も作ってもらってよぉー」
「は?嫌」
「いいじゃん!
板鳥が作るんじゃないんだからさぁー」
「そうゆう問題じゃない」
(どうして、僕以外の男のためにノコが弁当作らなきゃいけないの!?あり得ない!)
「ほんと、ケチだな!」
「ケチって……」
「まぁでも、板鳥って彼女一筋だよな~」
「まぁ、そうですね」
先輩の言葉に、頷いてビールを一口飲む琉夏。
「この前さ、○○に彼女といただろ?」
「○○
あー、デートで行きました」
「なんか、癒し系?な感じだったな!
正直、意外だったなぁ」
「は?」
「板鳥みたいなイケメンなら、もっとこう…クールなバリキャリ系かと思ってたから。
まぁ、俺の勝手か偏見だが(笑)」
「そうゆう子と付き合ったことはありますが、長くは続かなかったです」
「へぇー」
「それに、疲れる」
「疲れる?」
「何でも出来る人と付き合うのは、疲れます。
可愛げがないし。
それよりも…劣ってても、何かに一生懸命な子に惹かれます。
思いやりとか、気遣いとかちゃんと出来る子」
「まぁ、確かにな(笑)」
「じゃあ今の彼女は“そうゆう子”なんだ?」
「はい」
琉夏は、華乃子を想った。
自然と笑顔が出てきた。
その表情を見て、ミシマ達が目を見開く。
「すっごい笑顔…(笑)」
「ベタ惚れだな(笑)」
「………ねぇ、写真ないの?」
「ありますけど、見せませんよ?」
「いいじゃん!見せてよ!」
先輩がテーブルに置いていたスマホを指差す。
すると、ちょうど画面がパッと切り替わり、琉夏と華乃子のツーショットと華乃子からのメッセージが写し出された。
バッと、スマホを掴み取った琉夏。
「今、見ました?」
「見た」
「キスしてたな」
「なんか、エロかった」
「頭の中から、消去してくださいね。
僕、電話してくるので」
そう言って、居酒屋を出た。
こちらは、琉夏。
ミシマ達と飲んでいた。
「――――でさー、それが美味しそうなんだよなぁー」
琉夏が持ってくる弁当の話になり、ミシマが羨ましそうに言っている。
「いいなぁ~」
「………」
(当たり前だ。
毎日ノコが、色々考えて作ってくれているんだから)
「やっぱ今度、俺の分も作ってもらってよぉー」
「は?嫌」
「いいじゃん!
板鳥が作るんじゃないんだからさぁー」
「そうゆう問題じゃない」
(どうして、僕以外の男のためにノコが弁当作らなきゃいけないの!?あり得ない!)
「ほんと、ケチだな!」
「ケチって……」
「まぁでも、板鳥って彼女一筋だよな~」
「まぁ、そうですね」
先輩の言葉に、頷いてビールを一口飲む琉夏。
「この前さ、○○に彼女といただろ?」
「○○
あー、デートで行きました」
「なんか、癒し系?な感じだったな!
正直、意外だったなぁ」
「は?」
「板鳥みたいなイケメンなら、もっとこう…クールなバリキャリ系かと思ってたから。
まぁ、俺の勝手か偏見だが(笑)」
「そうゆう子と付き合ったことはありますが、長くは続かなかったです」
「へぇー」
「それに、疲れる」
「疲れる?」
「何でも出来る人と付き合うのは、疲れます。
可愛げがないし。
それよりも…劣ってても、何かに一生懸命な子に惹かれます。
思いやりとか、気遣いとかちゃんと出来る子」
「まぁ、確かにな(笑)」
「じゃあ今の彼女は“そうゆう子”なんだ?」
「はい」
琉夏は、華乃子を想った。
自然と笑顔が出てきた。
その表情を見て、ミシマ達が目を見開く。
「すっごい笑顔…(笑)」
「ベタ惚れだな(笑)」
「………ねぇ、写真ないの?」
「ありますけど、見せませんよ?」
「いいじゃん!見せてよ!」
先輩がテーブルに置いていたスマホを指差す。
すると、ちょうど画面がパッと切り替わり、琉夏と華乃子のツーショットと華乃子からのメッセージが写し出された。
バッと、スマホを掴み取った琉夏。
「今、見ました?」
「見た」
「キスしてたな」
「なんか、エロかった」
「頭の中から、消去してくださいね。
僕、電話してくるので」
そう言って、居酒屋を出た。