僕は彼女に絆されている
「……/////
琉夏くん」
「ん?(笑)」
「あんまり、ジッと見ないでください…!/////」
「フフ…
そうやって、恥ずかしがるとこも可愛い!」
琉夏と華乃子は光熱費節約のため、ほぼ毎日一緒に風呂に入っている。
恥じらいながら服を脱いでいる華乃子を、琉夏はジッと見つめていた。
漸く、服を脱いだ華乃子。
フェイスタオルで前を隠して、琉夏に「入りましょ?」と言った。
髪の毛と身体を互いに洗い、湯船に浸かる。
ここでも二人は、琉夏の足の間に華乃子が座り包み込んでいる。
「琉夏くん」
「ん?」
「琉夏くんは、たまにはゆっくりお風呂入りたいとかないんですか?」
「んー、ないことはないよ」
「だったら―――――」
「でも、ノコと一緒に入ることに勝ることはない」
「あ…そうですか…(笑)」
「あ!今度、温泉でも行こうか?
部屋風呂がある旅館に泊まってさ!
そしたら、ゆっくり足伸ばして入れるよ!」
「そうですね…!」
(んー、そうゆう意味じゃないんだけどな…(笑))
華乃子の“ゆっくり入る”は“一人で”という意味。
しかし琉夏からすれば“華乃子と一緒に入ることが”大前提なのだ。
風呂を出て、歯みがきをしてベッドに入った二人。
「ノコ、こっち見て?」
後ろから抱き締めていた琉夏が、華乃子と向き合うように促す。
「……/////」
琉夏の顔が間近にあり、華乃子の顔がみるみる赤くなる。
「ノコ、聞いてい?」
華乃子の頬に触れ、ゆっくり撫でる。
「え?」
「なんで急に、指輪してくれる気になってくれたの?
写真も」
「あ、それは……」
華乃子は、ホリベに言われたことを琉夏に話した。
「そっか(笑)それでか…!」
「はい。
少しずつ、自信を持とうと思って…/////」
「そっか!
でも、そのままのノコで十分だよ?」
「え?」
「言ったよね?
僕は、ノコのファンだって!
今のままの、ノコが大好きなんだ!
ピュアで穏やかで、素朴なノコが」
琉夏の顔が近づく。
そして、自然と口唇が重なった。
何度か啄んで、深くなって、琉夏の口唇が頬や首に落ちていく。
「え……琉夏く…/////」
「ん…シよ?」
組み敷かれて、チュッ、チュッ!とキスを落としながら、琉夏の手はパジャマの裾から入っていく。
「ん…ぁ…」
華乃子は、枕をキュッと握りしめた。
―――――――ナイトランプだけの淡い光の中で、ベッドのスプリング音と二人の荒い息遣い、華乃子の甘い声が響く。
「ノコ…好き、大好きだよ……!」
ノコ。
僕はね。
君みたいな人、初めてだったんだ。
大学のBBQの時、あんなふうに叱られたのも。
僕を見上げる笑顔に、心が癒やされるのも。
一緒にいて、落ち着けるのも。
僕が、僕らしくいられるのも。
全部……ノコに出逢ったからなんだよ?
琉夏くん」
「ん?(笑)」
「あんまり、ジッと見ないでください…!/////」
「フフ…
そうやって、恥ずかしがるとこも可愛い!」
琉夏と華乃子は光熱費節約のため、ほぼ毎日一緒に風呂に入っている。
恥じらいながら服を脱いでいる華乃子を、琉夏はジッと見つめていた。
漸く、服を脱いだ華乃子。
フェイスタオルで前を隠して、琉夏に「入りましょ?」と言った。
髪の毛と身体を互いに洗い、湯船に浸かる。
ここでも二人は、琉夏の足の間に華乃子が座り包み込んでいる。
「琉夏くん」
「ん?」
「琉夏くんは、たまにはゆっくりお風呂入りたいとかないんですか?」
「んー、ないことはないよ」
「だったら―――――」
「でも、ノコと一緒に入ることに勝ることはない」
「あ…そうですか…(笑)」
「あ!今度、温泉でも行こうか?
部屋風呂がある旅館に泊まってさ!
そしたら、ゆっくり足伸ばして入れるよ!」
「そうですね…!」
(んー、そうゆう意味じゃないんだけどな…(笑))
華乃子の“ゆっくり入る”は“一人で”という意味。
しかし琉夏からすれば“華乃子と一緒に入ることが”大前提なのだ。
風呂を出て、歯みがきをしてベッドに入った二人。
「ノコ、こっち見て?」
後ろから抱き締めていた琉夏が、華乃子と向き合うように促す。
「……/////」
琉夏の顔が間近にあり、華乃子の顔がみるみる赤くなる。
「ノコ、聞いてい?」
華乃子の頬に触れ、ゆっくり撫でる。
「え?」
「なんで急に、指輪してくれる気になってくれたの?
写真も」
「あ、それは……」
華乃子は、ホリベに言われたことを琉夏に話した。
「そっか(笑)それでか…!」
「はい。
少しずつ、自信を持とうと思って…/////」
「そっか!
でも、そのままのノコで十分だよ?」
「え?」
「言ったよね?
僕は、ノコのファンだって!
今のままの、ノコが大好きなんだ!
ピュアで穏やかで、素朴なノコが」
琉夏の顔が近づく。
そして、自然と口唇が重なった。
何度か啄んで、深くなって、琉夏の口唇が頬や首に落ちていく。
「え……琉夏く…/////」
「ん…シよ?」
組み敷かれて、チュッ、チュッ!とキスを落としながら、琉夏の手はパジャマの裾から入っていく。
「ん…ぁ…」
華乃子は、枕をキュッと握りしめた。
―――――――ナイトランプだけの淡い光の中で、ベッドのスプリング音と二人の荒い息遣い、華乃子の甘い声が響く。
「ノコ…好き、大好きだよ……!」
ノコ。
僕はね。
君みたいな人、初めてだったんだ。
大学のBBQの時、あんなふうに叱られたのも。
僕を見上げる笑顔に、心が癒やされるのも。
一緒にいて、落ち着けるのも。
僕が、僕らしくいられるのも。
全部……ノコに出逢ったからなんだよ?