猫の初恋
ずっとここにいたい
「すずちゃん、おはよう」
2年2組の教室にたどり着き、1番後ろの席に腰掛けると前の席の花音ちゃんが声をかけてくれた。
「あ、おはよう花音ちゃん」
花音ちゃんはサラサラのボブカット、小柄でおっとりした可愛らしい印象の女の子。
学級委員長もしていて頭もいいんだ。
彼女はびっくりした様子でこんなことを言ってきた。
「すずちゃんって見かけによらず足が速いんだね。さっき窓から見えたよ」
「え、えへ。そうかなあ」
頭の後ろをかいて笑って誤魔化した。
私の走り方、おかしくなかったかな。慌ててたから、ついついセーブするのを忘れていたみたい。
「うんうん、見かけによらず運動神経いいなって体育の授業の時も思ってたんだ」
「え、そう?」
「こう動きが軽やかっていうか。ジャンプ力も凄かったし」
花音ちゃんは褒めてくれているんだろうけど私はヒヤヒヤしながら聞いていた。
2年2組の教室にたどり着き、1番後ろの席に腰掛けると前の席の花音ちゃんが声をかけてくれた。
「あ、おはよう花音ちゃん」
花音ちゃんはサラサラのボブカット、小柄でおっとりした可愛らしい印象の女の子。
学級委員長もしていて頭もいいんだ。
彼女はびっくりした様子でこんなことを言ってきた。
「すずちゃんって見かけによらず足が速いんだね。さっき窓から見えたよ」
「え、えへ。そうかなあ」
頭の後ろをかいて笑って誤魔化した。
私の走り方、おかしくなかったかな。慌ててたから、ついついセーブするのを忘れていたみたい。
「うんうん、見かけによらず運動神経いいなって体育の授業の時も思ってたんだ」
「え、そう?」
「こう動きが軽やかっていうか。ジャンプ力も凄かったし」
花音ちゃんは褒めてくれているんだろうけど私はヒヤヒヤしながら聞いていた。