猫の初恋
変身しちゃった
お昼休み、私はいつも1人で中庭でお弁当を食べることにしてる。
ベンチに腰掛けて日向ぼっこしながら食べると美味しいんだ。
だけど、今日はあいにくの雨、しかもどしゃぶり。
どこで、食べようかと悩みながら窓の外をぼんやりと眺めていた。
すると、前の席の花音ちゃんがニコニコしながら振り返った。
「すずちゃん、一緒にご飯食べよ」
この前、誘ってくれた時は中庭で食べたいからと言って断っちゃったんだ。
「あ、えっと……」
「教室以外でもいいよ」
「ほんと?それじゃあ」
実は教室で食べたく無い理由があって。
斜め前の席の大西くんが、いつも香辛料たっぷりのお弁当を食べているせいなの。
猫は刺激のある匂いが苦手。
特に私は大嫌いで、嗅ぐと頭がクラクラしてきちゃうんだよね。
そんなことで、変身しちゃったりはしないだろうけど気絶しそうなくらい辛かったから用心していた。
ベンチに腰掛けて日向ぼっこしながら食べると美味しいんだ。
だけど、今日はあいにくの雨、しかもどしゃぶり。
どこで、食べようかと悩みながら窓の外をぼんやりと眺めていた。
すると、前の席の花音ちゃんがニコニコしながら振り返った。
「すずちゃん、一緒にご飯食べよ」
この前、誘ってくれた時は中庭で食べたいからと言って断っちゃったんだ。
「あ、えっと……」
「教室以外でもいいよ」
「ほんと?それじゃあ」
実は教室で食べたく無い理由があって。
斜め前の席の大西くんが、いつも香辛料たっぷりのお弁当を食べているせいなの。
猫は刺激のある匂いが苦手。
特に私は大嫌いで、嗅ぐと頭がクラクラしてきちゃうんだよね。
そんなことで、変身しちゃったりはしないだろうけど気絶しそうなくらい辛かったから用心していた。