猫の初恋
ほんとはありがとうって伝えたい
「ない、ない、どこにもない」
どうしょう、いくら探しても見つからない。
翌朝、誰よりも早く登校した私は保健室に直行して探し物をしていた。
昨夜、家にかえって母に元の姿に戻してもらった時にそれがなくなっていることにようやく気が付いたんだ。
私の着ていた制服は母に特殊な術が施されているため、猫の姿になってもなくなることはない。
だから、元に戻った時も私はちゃんと服を着ていた。
だけど、それは違った。
なんでかっていうと、花音ちゃんからもらったプレゼントだったから母の術はかかっていなかったの。
きっと昨日突然変身してしまった時に保健室のベッドに落としてしまったに違いない。
だけどベッドの上や保健室の床をいくら探しても見つからない。
「ピンク色のシュシュねえ、さあ昨日最後に戸締りしに来た時には見当たらなかったわよ」
保健室の先生も心当たりがないみたいで……。
どうしょう、いくら探しても見つからない。
翌朝、誰よりも早く登校した私は保健室に直行して探し物をしていた。
昨夜、家にかえって母に元の姿に戻してもらった時にそれがなくなっていることにようやく気が付いたんだ。
私の着ていた制服は母に特殊な術が施されているため、猫の姿になってもなくなることはない。
だから、元に戻った時も私はちゃんと服を着ていた。
だけど、それは違った。
なんでかっていうと、花音ちゃんからもらったプレゼントだったから母の術はかかっていなかったの。
きっと昨日突然変身してしまった時に保健室のベッドに落としてしまったに違いない。
だけどベッドの上や保健室の床をいくら探しても見つからない。
「ピンク色のシュシュねえ、さあ昨日最後に戸締りしに来た時には見当たらなかったわよ」
保健室の先生も心当たりがないみたいで……。