黄昏、ラプソディー
「おはようございます。」

「前川さんおはよう。」

会社に着いて、まず

お湯を給湯室で沸かし、

お茶を皆にいれる。

給湯室で、同期の遥香が、

「今日合コンあるけど、

多恵子行くでしょ？」

「うん、どうしようかな。」

「人数足りないんだお願い。」

「う、うん。いいよ。」

特に用事もないし、

乗り気でもなかったが、

たまには行ってみるかな。

「部長。お茶お持ちしました。」

「あっ、」

と、手が滑り、お茶をひっくり

返してしまったのであった。

「しっかりしてくれたまえ。」

「すみません。」

怒られてしまった。

朝から、

メールチェックに

入金、

それからやっと、

帳簿つけ。

「課長。できました。」

と帳簿の2次チェックを

してもらう。

「前川さん、君何個も間違えてるぞ。」

「す、すみません。以後気をつけます。」

いつも間違えないのに、

どうしたんだろ。今日。

なんか、ツイてないな。
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