ときめき♥沼落ち確定★婚約破棄!
「レティシア……? ああ、そう言えば、近距離の移動しかしない王都では必要ないので、天馬車は使わないですよね……デストレ地方へは、飛行する天馬車で行かないと、一月経ってしまいますから。しかし、これで行けば、明日の朝には着いています。すぐですよ」
感謝して黙って手を合わせた私に変な顔をしつつも、ヴィクトルはこれからの予定を教えてくれた。
「……これに、今から乗るんですよね?」
ようやく抱き上げていた私を降ろしてくれたヴィクトルは、馬車へとエスコートするために優雅な動きで手を取った。
「ええ。そうです。もしかして、高いところは、苦手でしたか?」
「いいえ! 逆に……とっても、うきうきして。楽しみです!」
旅行で飛行機に乗るのも好きだったし、空飛ぶ馬車なんて、最高でしかないよ!
「それは良かった。では、どうぞ。足元に気を付けて」
私たち二人が乗り込めば、それを合図に天馬車はふわりと浮き上がり、無数の星が輝く夜の空へと駆けた。
すっ……すごい。まるで乙女ゲームの世界! って、ここはそうなんだろうけど。
感謝して黙って手を合わせた私に変な顔をしつつも、ヴィクトルはこれからの予定を教えてくれた。
「……これに、今から乗るんですよね?」
ようやく抱き上げていた私を降ろしてくれたヴィクトルは、馬車へとエスコートするために優雅な動きで手を取った。
「ええ。そうです。もしかして、高いところは、苦手でしたか?」
「いいえ! 逆に……とっても、うきうきして。楽しみです!」
旅行で飛行機に乗るのも好きだったし、空飛ぶ馬車なんて、最高でしかないよ!
「それは良かった。では、どうぞ。足元に気を付けて」
私たち二人が乗り込めば、それを合図に天馬車はふわりと浮き上がり、無数の星が輝く夜の空へと駆けた。
すっ……すごい。まるで乙女ゲームの世界! って、ここはそうなんだろうけど。