ときめき♥沼落ち確定★婚約破棄!
メイド長テレーズにヴィクトルから聞いている振りをして、それとなく確認すれば、どうやらリアム殿下は父王の陛下からも、色々と勝手をしてと怒られているらしい。
だから、ヴィクトルは仕えるべき王族と言えど、あんな風に追い返していたんだ。納得。
単に婚約破棄されて可哀想だった私を助けてくれたヴィクトルに対し、私に会わせろと何度も何度も迫っているらしい。
なんなの……自分が私に一方的に婚約破棄した癖に、行動が一致しない。
けど、プライドの高そうな王子様があんな風に門前払いされてしまえば、もう帰ったよね……きっと。
それからまた数日して、テレーズからデストレ城内に、小さな花畑があると聞いて、私はそこへと遊びに行く事にした。
なんでも、その花畑は山の中にあるものの、切り立った山の中にあって、進入路が何処にもないから、外だけど安全なのだ。
「……わー! すっごく、綺麗!」
色とりどりの花畑は自然の産物のはずなのに、まるで庭師に計算されたような配置で咲いていた。
だから、ヴィクトルは仕えるべき王族と言えど、あんな風に追い返していたんだ。納得。
単に婚約破棄されて可哀想だった私を助けてくれたヴィクトルに対し、私に会わせろと何度も何度も迫っているらしい。
なんなの……自分が私に一方的に婚約破棄した癖に、行動が一致しない。
けど、プライドの高そうな王子様があんな風に門前払いされてしまえば、もう帰ったよね……きっと。
それからまた数日して、テレーズからデストレ城内に、小さな花畑があると聞いて、私はそこへと遊びに行く事にした。
なんでも、その花畑は山の中にあるものの、切り立った山の中にあって、進入路が何処にもないから、外だけど安全なのだ。
「……わー! すっごく、綺麗!」
色とりどりの花畑は自然の産物のはずなのに、まるで庭師に計算されたような配置で咲いていた。