秘密の好き、先生との約束
三者面談、今年も同じ先生だからって話すことは変わらないって親が家で言っているのを聞いていた。
こういうことに積極じゃないから、私はヒヤヒヤする…

｢……今日だよ。｣

親にそう言うと、そうだったわねって。
支度して、私は一緒には嫌だったから先に出るねって歩いて学校へと向かった。

学校の門をくぐって、昇降口でスリッパに履き替える
校舎に入ると先生がたまたま通りかかる

｢あれ、斎藤……早くね？｣

｢親は後できます……一緒に来ませんでした｣

｢ほんとに、今日の話が怖ぇよ俺｣

なんて、先生は笑いながら言う。
今日は私からスタートだからちょっと早く来ても問題はなかった。
そうして、私の三者面談が始まる。

……普通に進んでいるのは成績の話学校での話だから。
お母さんもそこは何も言わないし。
部活入るのも何も言わなかった、でも進路だけは……そうもいかない。

｢斎藤さんは、進路希望の調査で────｣

先生はついに話を切り出した。
私に苦笑いして目を合わせてきたけど、絶対この後お母さんがいや、大学でって言うだろう、

｢美羽、専門学校ってどういうこと？｣

｢えっと……｣

｢ずっと大学で、その中で行けるとこを探すって話したのもう去年からしてるはずよ｣

始まった……私がどうしてその選択肢にしてるかも聞かずにずっと、お母さんが話してる

｢斎藤のお母さん、少しよろしいでしょうか｣

先生はそう言って、私を見てからお母さんに話を始めた。
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