秘密の好き、先生との約束
夏休みも数日経って、課題を早いうちに終わらせたい自分は特に出かけもせずひたすら家にいた。
大学大学って言われなくなった分すごく気が楽。
自分で決めた範囲を終えて、外を見る。暑そう……昼は絶対外でない……そう決めた

「全くすることないから……もう少しだけ課題進めよう」

私はさらに勉強をした、気づくと外は少し日が傾いて
外に出られそうな雰囲気で。
コンビニでも行こうって決めて私は気晴らしに外に出た

「アイスだけでも買お、冷たいものあれば少しスッキリするでしょ」


1人呟きながら歩く。
そんな私に……

「あれ、斎藤?」

「え、先生?」

このタイミングで会うと思ってなくてものすごい部屋着……先生はオドオドした私にクスッと笑う

「何自分を見てキョロキョロしてんの、いつ会ってもお前は面白いな。
あのコンビニに買い物か?」

「勉強してたので気分転換です」

「そっか、家でも真面目なんだなぁ。ここであったのも何かの縁だ、アイスくらいなら奢ってやるよ」

そういって、コンビニで私の分のアイスも買ってくれた。2人で歩きながらアイスを食べて
夕方のオレンジ色の空の下……夏休み入ってすぐに会えると思ってなくて不思議な気持ちになる

「なー、ちょっとあそこ寄っていい?お前も来て」

「先生?」

そう言って少し昇った先の、丘の上……公園になっている。そこで先生が俺よくここに来るんだって言った

「三者面談でさ、お前とお前のお母さんとの問題が解決しただろ?」

「そうですね、本当に助かりました」

先生は、私にあとまだ悩んでることとか色々あるだろって言ってきた。
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