秘密の好き、先生との約束
そう言って、悪いんだけどって。

「今日の放課後でも、いいですか?」

「それはもちろん。金曜日に期日だから焦らせる必要は無いんだけど、皆早くてな。お前の揃ってから個別の面談の順番決めようと思ってる」

先生が私とお話してくれてるってだけで嬉しいから
どんな話題でも、ちゃんと聞くしちゃんと答える。
じゃあ、宜しくなって持ってたバインダーを片手で持ち手を振るようにそれを振って

「授業頑張れよ〜」

って、、先生好きです。
そんな思いと共に、早く進路の…こと書かないと
教室に戻り、進路調査の紙を机に出す…
はぁ、、進路……。決めてないわけではないけど
私が進みたいと思うものと親が進んで欲しいものが違いすぎて自分の好きには書けないってなってる
進路の紙とにらめっこしてたら、去年からの仲良しの(はる)が私の席に来た。

「先生と何話してたの?」

「私だけまだ出てないよ、って進路調査の紙の話された」

「いつでも最初に出す美羽でもそれだけはそうとはいかなかったんだね。」

「ん、まぁ。親と絶賛口論中…進路行きたいところはあるけど、普段口出さない親がうるさくて」

「そうなの?ってそれにしても良かったじゃん下の名前まで呼ばれて」

って、耳元で小さく言ってくれた。

「うん、驚いたし…そんなタイミングあるかって」

「複数苗字一緒の人いて良かったね」

ってニヤニヤしながら言う遥はもっと仲良くなれるといいねって言って席に戻っていった
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