秘密の好き、先生との約束
帰りは遥のオススメのカフェに立ち寄って、その後家に帰ってきた。
帰ってきて少ししたら先生から電話がかかってくる

「もしもし。」

「出てくれないかと思った…なんだよ帰りの反応」

「え?…特に何もしてないですよね??」

「ここ数日、お前反応良くない。心配になる」

「そんなことないと思うけど…」

考え込むように言うと、先生は
みんなの噂話がお前に対して苦しめてる感じだとしたら本当にすまない、、俺も気にしてるんだけど
っていうから大丈夫ですと返す

「俺も学校での話しかけるの少しづつ減らしてみるよ、無意識で行くから意識して減らせる時は減らすって程度だけど。」

「先生は人気ですからね。みんな好きなんですよ。だから羨ましいとか思う人が出てくる」

「俺そんなに人気?わかんないけどさ。」

こんな現実があるということがどこかで人が覗いてるかもしれないという心配恐怖が頭の中を支配する

「週末は体育祭だから、お前の借り物競争楽しみにしてるよ」

「…そんなに、期待しなくていいですよ。足遅い人が借り物競争…本当は嫌です」

「知ってるよ、でもどれも先客がいて走らないものは埋まってたんだよな?
それでも選んだってだけ偉いよ。」

大丈夫、走り切れたらそれでいい。
1位とか目指さなくていいんだよ。そういうのはクラス対抗とか足に自信あるやつらだけでいいんだよ
そんなこと言って守ってくれるのはやっぱり先生だ。

「長くごめんな。また明日学校で、おやすみ」

必ず挨拶はお休みで終わる先生がそういう風にしてるから私も真似てみたりもする。
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