秘密の好き、先生との約束
昼休み


お昼に、お弁当のご飯を食べながら、未だ空欄の用紙を見つめて…ため息。

「美羽って、どこに行きたいの?進路」

「専門学校なんだ、美容系っていうか。」

「え、美容師?とかそういうこと?」

遥に、そうではなくてブライダルとかも扱ってる学校の話だよって伝えた
私はそういう専門職に付きたい。でも、親はやっぱり大学に行って欲しいそう、言ってる

「ブライダルって難しそうなとこだよね。でも、美羽なら優しくておしとやかだから、似合いそう。
とりあえずで、書いてみたら?自分が気になってるっていう専門学校に行きたい話。
行きたいって言うのは自由でしょ。現実になるかは今後次第だけど」

遥は、そう言って私の用紙を自分の方に向けて
ボールペンで、専門学校(ブライダル)って書いた。
勝手に書かないで、って気持ちと踏ん切りがつかない私の代弁してくれてありがとうと…複雑に入り交じってしまって何も言えなかった

「これで、とりあえず出してきたら?昼休みとか約束は?」

「放課後、出すって話した」

「ふぅん、放課後2人きりでお話ですか」

「違うよ…渡すだけ。」

「なーんだ、1年何も行動してこなかった美羽に希望の光が!って思ったのに」

「そんなことないよ…今年も変わらない。」

私の気持ちは届かなくてもいい、その代わり良い生徒として先生に見てもらうことくらい夢見ていいよね
私たちは教室でお昼を食べながら色んな話をした。
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