秘密の好き、先生との約束
「出来るじゃん。てか、うまっ」

「それはどうも…あ、あの……」

「なんだよ〜あとお昼終わりまで15分…食べ終わらないと時間になるぞ〜」

「それは、そうですけど……あの、近づいたり話しかけるの減らすって……言ってたじゃないですか…」

「そーなんだよなぁ…ほんとは、こんなの良くない。分かってる、でも…それよりも大事だって思ってしまったらもう行動してる」

「…私、先生が何か言われるの嫌なんです。私のせいで変な噂とか……」

そう言ったら先生は私の頭に手を置いて、優しいなお前は、、って。

「でも、それは俺も同じこと。…クラスのヤツらがお前のこと色々言ってたりすると話の流れで軽く否定したり…注意はしてるけどさ。
俺としても噂…看過できない……ごめんな。」

先生のそういう言葉にぎゅっと胸が苦しくなる。
体育祭の昼休み…一緒にいられる嬉しさと今後どうするべきなのかの気持ちで頭の中ぐるぐるしてる、、

「よし。昼も食べたし午後も頑張るか〜」

先生は張り切るように、ほら斎藤も!って手を出してくれて立たせてくれた。
一緒にグラウンドへと戻ると遥がきたきたって

「楽しんできたの?」

「遥が教えたんでしょ〜…驚いたよ。」

「後で色々教えてね。午後は座ってること多いから体調気にしなよ〜」

ほんと、遥の優しさには頭が上がらない。
この体育祭はお昼の時間がずっと続けばいいのにってそう思ってしまった。体育祭終わりごろ
終始体調気にされてた私。先生が気にしすぎるからクラスの子に先生心配性?って言われる始末。

「お前らも何かあればちゃんと言えよ〜?みんな楽しく終われないと意味ないからな」
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