秘密の好き、先生との約束
帰り、SHR。
伝えることはあんまりねぇななんて言いながら先生は
後ろまで来て後ろの黒板に
進路とかクラスについての個人面談5月半ばからって書いた

「俺のクラスになるのが初めてのやつ、2度目のやつって居るけど改めて色々個人面談で話聞けたらいいかなって。基本は進路を聞くつもりだから宜しく!あと番号順でやることにはしてるから。」

って言ってじゃあ、ちょっと2分早いけどこのクラスはおしまい!って言った。
そうしてすぐに先生の周りは人だかり。渡さなきゃ行けない進路の用紙…渡せる雰囲気無い……
今日は部活もないし落ち着くまでここにいてから渡そうかな…明日は、この授業…と、この授業と……
なんて、心の中でつぶやきながら
自分の机に入れてある教科書を確認、予習も終えてるやつは置いていこうなんて、1人やっていたら

「斎藤、ちょっといいか?」

「先生。あ、用紙ですよね」

「書けたのか?…ん?お前の字じゃないな?」

「…色々ありまして……」

「ちょっと話聞こうか、ってお前ら部活いけよ〜ないやつはさっさと帰れ〜」

そう言って、教室から全員を出した。
わざわざ、私の席に来て声掛けてくれて……ここまでしてくれて。

「斎藤、これは…西川の字だよな?」

「先生、字だけでクラスの生徒の名前までわかるんですね」

「お前ら2人は去年1年間見てるからな、お前のくせもわかる…っと、で西川が書いた理由は?」

先生は、どうして?って私の前の席の人の椅子に座って方杖ついて聞いてくる。
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