好きになんてならない
う………わ………。





めっちゃ美人…。






この人って涼が言ってた高嶺の花だよな…?
想像してた以上にめちゃくちゃ綺麗で驚きが隠せない。






「ほ…蛍っ……!!



このひと…………」






‪”‬高嶺の花‪”‬の友達が涼みたいな表情で口をパクパクさせてる。







俺ら4人の間に異様な空気が流れてる。







差し伸べた手を綺麗な白い手が掴んで…







「私の方こそごめんなさい。
痛い所はない?」






立ち上がってそう言ってくれたけどずっと目が合ってて変な汗が出る。






なんだよ…この感じ……っ…。







「…はい、大丈夫です。」







でもそんな感情も一瞬で…






「それなら良かった。
これからはお互い気をつけようね。」






絡み合ってた視線はパッと逸らされて、先輩は友達を連れてその場からすぐ居なくなってしまった。







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