好きになんてならない
急接近
「宮下君めちゃくちゃイケメンだったね〜!
あんなに近くで見たの初めてだったからすごく驚いたよ〜」
あれからすぐに教室に戻って玲奈とお昼ご飯。
確かに女子達が騒ぐのも無理はない。
あのレベルの綺麗な顔立ちは私も見たことがなかった。
「でも顔がよくても性格が難ありだったら嫌じゃない?」
私の言葉に少し考えるような素振りを見せた怜菜。
「えぇー……
確かに性格良くないのは嫌だけど、私顔がいい方がいいかも??」
へへっと笑う怜菜は本当に面食いだ。
まぁ…
性格も顔もいい人がいれば良いのかもしれないけど、ね。
怜菜にはそういう人が現れたらいいな。