好きになんてならない


「でもさでもさ!


宮下君と一緒にいた子も結構イケメンじゃなかった?」






イケメンについて話す怜菜は楽しそう。






確かに思い返せば隣にいた子も顔整ってたかも。






「なんだろ?2年生はイケメンが多いのかな?」







怜菜はクリームパンを頬張りながら首を傾げる。







「イケメン多ければみんな喜ぶからいいんじゃない?」







そう言う私の言葉に…







「でもあの2人ともあれだけかっこよかったら彼女いそうだし、女の子に困りもしなそうだよね」








怜菜がそう言ったけど、確かにそれはそうかもしれない。







それでもみんなかっこいいかっこいいって騒ぎそうな気もするけど…。








私と怜菜のお昼休みはイケメンについての話で終わって、あっという間に放課後になった。












< 13 / 17 >

この作品をシェア

pagetop