好きになんてならない
周side
「宮下君一緒にお昼食べようよ〜!」
クラスの女の子数人が手招きをしながら誘ってくる。
「ごめんね。
涼と購買行く約束してるんだー。」
ごめんと手を合わせてお誘いを断る。
「そーそー。
周は俺と購買行くから悪いね〜!」
俺の様子を伺っていた涼がすかさず女の子達にフォローを入れてくれた。
里中 涼(さとなか りょう)。
中学からずっと一緒の親友…になるのか?
何だかんだいつも一緒に行動してる。
「ナイスフォロー。」
俺のその言葉に涼はニッと笑った。