憎き上司の子を懐妊したのち、引くほど溺愛されている件について。
引くほど愛されて
お腹の子供の性別が分かった。
男の子らしい。
元気に、順調に育つ我が子。
私がこの子を守り抜く。
そんな強い思いが日に日に強くなっていく。
因みに、仕事は辞めることにした。
この休暇中、親に殴られる覚悟で妊娠を告げに実家へ帰った。
結婚をする予定も無ければ、相手は彼氏ですらない人。
その上、仕事も辞めたいなんて。
親不孝者と言われ罵られても仕方ないと思っていたのに…。
しかし、両親の反応は全然違った。
軽く叱られはしたけれど…1人で産むことを受け入れてくれた。
そして退職を機に実家に戻ってくれば、子育てを手助けしてくれるとまで言ってくれたのだ。
今の私にとって、これほど心強い話は無い。
寛大な両親には感謝の気持ちでいっぱいだ…。