天使と悪魔の学園へ、ようこそ! ~男装地味子の絶対バレてはいけないヒミツ♥~
「言っただろ? 俺は自分のモノを他人に奪われるのが嫌なんだって」
圧倒的王者の風格で東条くんは答えた。
「言っとくけど雪は晩だけのモンじゃねぇから」
東条くんの肩に腕を回しながら、闇くんも言う。
「雪くん、今日は僕の部屋に来るんだよね。疲れただろう? 甘いものでも用意しよう」
西園寺くんが私にニコッと笑い掛けて、前を歩いていく。
「ちぇっ、ボクは明日かぁ」
灯くんは拗ねたようにそう言った。とぼとぼ歩いてるのがちょっと可愛い。
じゃなくて
「いや、あの! だから、なんでそんなに俺に執着してくれるんですか?」
だって、私が聞きたいのはそういうことじゃない。
モノとして取られたくなくても、そんなにみんなで私に執着する必要はないじゃないですか。
誰か先生に伝えて、代わりに助けてもらうとかでいい。
4人とも私のことを人間だって疑わないし。
放っておいたって、私が戻る場所は生徒会の寮しかないわけで、それで……。
「お前が俺らに執着しねぇからだよ」
振り返ることなく、そう言って東条くんは先を歩き始めた。
それに闇くん、西園寺くん、灯くんと続いていく。
絵になるなぁ、とは思うけど
「え? 答えになってないんですけど……」
私は力なく呟いた。
圧倒的王者の風格で東条くんは答えた。
「言っとくけど雪は晩だけのモンじゃねぇから」
東条くんの肩に腕を回しながら、闇くんも言う。
「雪くん、今日は僕の部屋に来るんだよね。疲れただろう? 甘いものでも用意しよう」
西園寺くんが私にニコッと笑い掛けて、前を歩いていく。
「ちぇっ、ボクは明日かぁ」
灯くんは拗ねたようにそう言った。とぼとぼ歩いてるのがちょっと可愛い。
じゃなくて
「いや、あの! だから、なんでそんなに俺に執着してくれるんですか?」
だって、私が聞きたいのはそういうことじゃない。
モノとして取られたくなくても、そんなにみんなで私に執着する必要はないじゃないですか。
誰か先生に伝えて、代わりに助けてもらうとかでいい。
4人とも私のことを人間だって疑わないし。
放っておいたって、私が戻る場所は生徒会の寮しかないわけで、それで……。
「お前が俺らに執着しねぇからだよ」
振り返ることなく、そう言って東条くんは先を歩き始めた。
それに闇くん、西園寺くん、灯くんと続いていく。
絵になるなぁ、とは思うけど
「え? 答えになってないんですけど……」
私は力なく呟いた。