天使と悪魔の学園へ、ようこそ! ~男装地味子の絶対バレてはいけないヒミツ♥~
◆ ◆ ◆
「あの……」
一日かかった合同授業が終わって、校舎に戻るときに私は四人に挟まれて歩いた。
加賀美先生も何も言ってなかったし、あれでよかったのでしょうか。
「……」
無言の東条くん、怖いです。
「お前は頭脳派だもんな」
闇くん、それはどんなフォローですか。
「雪くん、ド派手にいけて嬉しかった?」
光くん、目が潰れるかと思いました、私。
「これからもキミのことはボクが守ってあげるからね」
いつも朝に私を置いていく人が何を言ってるんですか、灯くん。
「みなさん、なんで俺に力を貸してくれたんですか?」
この感じ、私を人間だって疑ってるわけじゃないんですよね?
たぶん、すごい低能なやつだと思われてるんですよね?
「お前が周りのやつらに馬鹿にされそうになってたからだよ」
え、そんな素直に優しいこと言ってくれるんですか、東条くん。
「ありがとうございます」
私は照れながら、ぺこっと頭を下げた。
四人が私に優しくしてくれる理由が未だに分からないけど、この人たちが味方してくれると心強いな。
「というか、ボク、思ったんだけど」
突然、灯くんが足をピタリと止めた。
それに合わせて、私を含めたみんなの足が止まる。
そのまま、灯くんが私の前に立って
「雪ちゃんが周りから馬鹿にされるのってさ、地味だからじゃない?」
と言った。
「あの……」
一日かかった合同授業が終わって、校舎に戻るときに私は四人に挟まれて歩いた。
加賀美先生も何も言ってなかったし、あれでよかったのでしょうか。
「……」
無言の東条くん、怖いです。
「お前は頭脳派だもんな」
闇くん、それはどんなフォローですか。
「雪くん、ド派手にいけて嬉しかった?」
光くん、目が潰れるかと思いました、私。
「これからもキミのことはボクが守ってあげるからね」
いつも朝に私を置いていく人が何を言ってるんですか、灯くん。
「みなさん、なんで俺に力を貸してくれたんですか?」
この感じ、私を人間だって疑ってるわけじゃないんですよね?
たぶん、すごい低能なやつだと思われてるんですよね?
「お前が周りのやつらに馬鹿にされそうになってたからだよ」
え、そんな素直に優しいこと言ってくれるんですか、東条くん。
「ありがとうございます」
私は照れながら、ぺこっと頭を下げた。
四人が私に優しくしてくれる理由が未だに分からないけど、この人たちが味方してくれると心強いな。
「というか、ボク、思ったんだけど」
突然、灯くんが足をピタリと止めた。
それに合わせて、私を含めたみんなの足が止まる。
そのまま、灯くんが私の前に立って
「雪ちゃんが周りから馬鹿にされるのってさ、地味だからじゃない?」
と言った。