日当たりのいいお隣さん

第四話

美月の母「……馬鹿げてるかもしれないけど、本当のことよ」

瑠姫「あ、あはは……」

美月の母「遺伝なのか、そういう血筋なのかわかんないけど……とにかく、愛が深いの。一度好かれたら逃げる道はないわ」

瑠姫「え、ええ……」

美月の母「私だって、好きな人がいたのに無理やり結婚させられたんだから！」

美月の父「母さん、それはちがうだろ」

美月の母「い、今は好きだけど……？強引なのよ！」

イチャイチャしだす美月の両親


瑠姫（み、みーくんの両親が嫌いって、こういうことだったのね……）

美月（……最悪だ）


○車の中


瑠姫　無事に付き合う許可はいただき、忠告もしてもらった。そんな私たちは車内で少し気まずくなっている——