日当たりのいいお隣さん
瑠姫「……あの話って、まじ?」

美月「……まじって言ったらどうする?」

瑠姫「信じないよ、さすがに」

美月「そうか、それでいい」

瑠姫「次はうちだね……」

美月「ああ、楽しみだ」

瑠姫「……うん」



○瑠姫の実家


瑠姫の母「瑠姫!久しぶりね」

瑠姫「う、うん……ただいまお母さん」

美月「初めまして、瑠姫さんとお付き合いさせてもらってます、黒瀬美月です———」


◇かくかくしかじか


瑠姫の母「え!?く、黒瀬財閥のお坊ちゃん!?」

美月「一応」

瑠姫の母「あらあらまあまあ、いいじゃないの瑠姫!結婚しちゃいなさい!」

瑠姫「えぇ……結婚する気はないよ」

美月「あるだろ」

瑠姫「ない」

瑠姫の母「……まぁ、2人が付き合うのは認めるわ。ところで瑠姫——勉強の方はどうなの?点数が悪くなるようだったら、残念だけどお付き合いも断らなきゃいけないわね」

瑠姫(これだから嫌だったんだよ……)


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