日当たりのいいお隣さん
第五話
○教室

◇次の日・昼休み

※今日も一緒に登校した


瑠姫(……なんか……みーくん最近強くなってきてない?)

美月「瑠姫、昼飯一緒に食べないか」

瑠姫「う、うん……あ、購買行ってくるから待ってて」

美月「そう言うと思って作ってきた」

瑠姫「つ、作った?」

美月「ああ。愛夫弁当だ」


パカッとお弁当箱の蓋をあけた美月。

そこには……


瑠姫「……!!私の好きなだらけオオカミくんのキャラ弁っ!?」


色んな世代で人気の“だらけオオカミくん”


美月「ああ、瑠姫が好きだって噂で聞いてな」

瑠姫「ええ!す、すごい!わぁぁ!写真撮る!!」



パシャパシャ写真を撮る瑠姫。


瑠姫「これ食べちゃっていいの!?」

美月「ああ!」
 (瑠姫が嬉しそう……俺も嬉しい)

瑠姫「ありがとうー!!みーくん大好き!!」


ぎゅっと美月に抱きついた瑠姫。


美月「お、俺も大好き」

瑠姫「あはは、みーくん真っ赤ー!」


モブ「あのカップルてぇてぇ……」

モブ「いいなーああいうの」


?「あー!いたいた!美月くん!」

瑠姫「みーくんまじ天才だよー!!」


ぎゅうっと抱きついて、頬をすり寄せ続ける瑠姫。


萌「えっ……待って、美月くん彼女いたの!?」

瑠姫「……?みーくんこの人知り合い?」

美月「中学が同じだった、それだけ」

瑠姫「へー」
 (知らない子だなぁ)

美月「名前も覚えてないよ」

瑠姫「そうなんだ」

萌「もー!我妻萌!覚えてよっ」

美月「……瑠姫以外はどうでもいいから」

萌「何それっ!萌だって美月くんの彼女候補なんだから!」

美月「瑠姫場所を変えよう」

瑠姫「う、うん」


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