日当たりのいいお隣さん
第七話
○瑠姫の部屋


瑠姫「……え、それはさすがに困るんだけど……」

美月「俺も却下だ!」

瑠衣「黙ってろモブ彼氏」

美月「も、モブ彼っ!?」

瑠衣「お願い、だめ?」

瑠姫「うっ……な、なんで、なんで泊まるの?」
 (瑠衣のその顔には弱いんだよなぁ……)

瑠衣「……親と喧嘩した。勉強しろって」

瑠姫「ああ……そう言うことね。じゃあいいよ」

美月「いやよくないだろ!!」

瑠姫「じゃあ、みーくんもお泊まりする?」

美月「はっ!?」

瑠姫「嫌ならいいけど……」

美月「……する」

瑠姫「はーい。いいね?瑠衣」

瑠衣「……嫌だって言ったら?」

瑠姫「そこは我慢してもらわないと」

瑠衣「わかったよねーちゃん」

美月「………ねーちゃん?」

瑠姫「……あれ、やっぱ気づいてなかったんだ。瑠衣は私の弟だよ?半分血の繋がった、ね?」

美月「なんだ、やっぱりそうだったのかぁ……」

瑠姫「ごめんね、いつ気づくのかなーって思いながら見てた。っていうか……みーくん抱きしめる力どんどん強くなってる!」

美月「なおさらだめだろ、兄弟だからってその距離でいられたら」

瑠姫「兄弟だからそこはいいと思うけど……」

美月「じゃあ俺に妹がいたとして、ベタベタしてたら気持ち悪いだろ」

瑠姫「……うーん、そうかな……」

美月(あんまりピンと来てないな)

美月「まぁいい、とにかくほどほどにしろ」

瑠姫「はーい。でも瑠衣まだ14歳だからね」

瑠衣「そーだそーだ」

美月「それでもだめだ」

瑠姫「わかったよーだ。じゃあアイス食べよ!」

瑠衣「うん!いただきまーす」


3人でアイスを食べ始めた。


◇1時間後


美月「……やっぱベッタリしすぎじゃない?」

瑠姫「そーかな。まぁどっちにしろ暑いから離れて瑠衣」



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