日当たりのいいお隣さん
瑠姫(はーあ……家の中でぐらいズボラでいさせてよぉ……)


◯回想・瑠姫

瑠姫 小さい頃から、常に完璧を求められて生きてきた。
   容姿には恵まれているだろうし、勉強だってやればできる子だった。
   親はちょっと厳しかったけど、愛情もたくさん注いでもらえたし幸せだった。


8歳の頃〜

女の子「瑠姫ちゃんって〜ほんと可愛いよね!」

女の子2「勉強もできてすごすぎ!」

瑠姫「あはは、ありがとう」


瑠姫 なんだか縛られているようで苦しかったけど、高校に入るのを機に一人暮らしができるようになって、一気に気楽になった。


瑠姫 まぁ……付き合う人はみんな、私のギャップにやられて離れていっちゃったけど……


◯回想終了


瑠姫「はーあ……着替えますよーだ」


重だるい体をどうにか動かして、キャミソールとズボンを履いた瑠姫。

玄関の扉がノックされる。

美月「終わったかー?」

瑠姫「うん、終わったよー」


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