天使とピュアな悪魔の君と。



当たってる……?って、何が___


「っ……!」


彼の言っている言葉の意味がわかった途端、つられて顔に熱が一気に集中していくのを感じた。


「へっ、変態……」


「ばっ……!おま……!」


あまりの羞恥に語彙力を失ってしまって、しまいには鼻血まで出してしまう彼がなんだか可愛く見えてきて。


「ふふっ」


気づけば、ほおが緩んで笑い声が漏れてしまっていた。


「何笑ってんだよ……」


プシュー……と頭から湯気を出してパンクしている悪魔が、顔を覆って寝転がる。


「いや、なんにもない!」


「はぁー……」


どうやら悪魔の彼は、純粋でピュアみたい___。




< 16 / 24 >

この作品をシェア

pagetop