赤い糸を離してくれない
「あ、お兄ちゃん帰ってきた。」

私は階段を降りて一階に向かう。
「おかえりー」といつもの様に出迎えた。

「ただいま」

するとお兄ちゃんの後ろには女の人が居た。

その女の人はお兄ちゃんの隣に並んだ。
身長はお兄ちゃんとあまり変わらない。

スラっとしていて茶色く綺麗な髪。
ふわっと良い香りがした。

誰が見ても綺麗な人だった。
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