赤い糸を離してくれない
「雫ちゃん、良かったら選んで欲しいの」
少し上目遣いで私に訴えかける。
そんな風にお願いされたら女の私でも怯んでしまう。
「わ、分かりました……ありがとうございます」
私はケーキに目を向けた。
まずショートケーキはお兄ちゃんが1番好きなケーキだから選ぶのは辞めておこう。
律人はチョコが苦手だけどこの中だとフルーツタルトが好きだと思うからタルトもやめよう。
そうするとチョコケーキかうさぎのケーキになる。
正直1番最初に惹かれたのはうさぎのケーキだった。
本当に可愛くてしばらく見つめてしまった。
でも葉月さんは可愛らしいしうさぎのケーキを食べてるのは絵になるだろう。
それに律人みたいにチョコが好きじゃ無い可能性もある。
よし、チョコケーキにしよう。
多分大丈夫……もしチョコケーキと言って葉月さんがショックを受けていたらすぐにうさぎのケーキにしよう。
私は息を呑んで口を開いた。
「チョコケーキ……良いですか……?」
私は葉月さんの顔を見た。
するとニッコリと笑ってどうぞと言ってくれた。
良かった……予想は外れてなかった……
私はチョコケーキのお皿を取ろうとした。
少し上目遣いで私に訴えかける。
そんな風にお願いされたら女の私でも怯んでしまう。
「わ、分かりました……ありがとうございます」
私はケーキに目を向けた。
まずショートケーキはお兄ちゃんが1番好きなケーキだから選ぶのは辞めておこう。
律人はチョコが苦手だけどこの中だとフルーツタルトが好きだと思うからタルトもやめよう。
そうするとチョコケーキかうさぎのケーキになる。
正直1番最初に惹かれたのはうさぎのケーキだった。
本当に可愛くてしばらく見つめてしまった。
でも葉月さんは可愛らしいしうさぎのケーキを食べてるのは絵になるだろう。
それに律人みたいにチョコが好きじゃ無い可能性もある。
よし、チョコケーキにしよう。
多分大丈夫……もしチョコケーキと言って葉月さんがショックを受けていたらすぐにうさぎのケーキにしよう。
私は息を呑んで口を開いた。
「チョコケーキ……良いですか……?」
私は葉月さんの顔を見た。
するとニッコリと笑ってどうぞと言ってくれた。
良かった……予想は外れてなかった……
私はチョコケーキのお皿を取ろうとした。