赤い糸を離してくれない
するといきなりほっぺをむぎゅと引っ張られる。
「……!い、いひゃい!」
律人は私の反応を見て笑っている。
「変な顔」
そりゃそうだ。ほっぺを引っ張られて変な顔にならない訳ない。
「ほっへ、引っ張らにゃいで……!」
律人の手を振り払おう手をあげたけどすぐ下ろした。
律人は昔から手に触れられるのを凄く嫌がる。
小学生の時先生が「移動するので隣の人と手を繋ぎましょうね」と言っても律人は隣の女の子と頑なに手を繋がなかった。
先生も最初は律人が恥ずかしがってるのかと思って「先生と繋ごうか」と言われていた。
でも律人は「手触られるの嫌なんです」ときっぱり言っていた。
だから私はその光景を見て絶対に律人には手以外でも触れないようにしていた。
だから私は口で抗議することしかできない。
「雫のほっぺむにむに」
そう言って私のほっぺで遊ぶようにむにむにと触る。
口角を上げてまた意地悪な顔をする。
しばらく律人は私のほっぺで遊んでいた。
「……!い、いひゃい!」
律人は私の反応を見て笑っている。
「変な顔」
そりゃそうだ。ほっぺを引っ張られて変な顔にならない訳ない。
「ほっへ、引っ張らにゃいで……!」
律人の手を振り払おう手をあげたけどすぐ下ろした。
律人は昔から手に触れられるのを凄く嫌がる。
小学生の時先生が「移動するので隣の人と手を繋ぎましょうね」と言っても律人は隣の女の子と頑なに手を繋がなかった。
先生も最初は律人が恥ずかしがってるのかと思って「先生と繋ごうか」と言われていた。
でも律人は「手触られるの嫌なんです」ときっぱり言っていた。
だから私はその光景を見て絶対に律人には手以外でも触れないようにしていた。
だから私は口で抗議することしかできない。
「雫のほっぺむにむに」
そう言って私のほっぺで遊ぶようにむにむにと触る。
口角を上げてまた意地悪な顔をする。
しばらく律人は私のほっぺで遊んでいた。