赤い糸を離してくれない
いつもの調子で意地悪を言ってくる。

「ち、違う!」
「ははっ、反応しすぎ。俺は眠くないから」

「分かった。ちょっとだけ寝るね。帰っても大丈夫だかね」

私はベットに入って毛布をかける。
不思議と眠くなってきた。律人が隣に居てくれるからかな。
段々と意識が遠くなる。


「律人……ごめん……ね…私の事……嫌いになら……ないで……」
もう自分でも寝ぼけて夢か現実か分からない。


でも今思っている事だった。そしてすぐに眠りについた。
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