緋色の徴(しるし)・改訂版・リリカとサリエル 魔法の恋の行方シリーズ
「この子は私の権限で、中級天使以上のランクにはするつもりだ。問題はない!!」
リリカは唇に指をあてて、挑発するように
「そうですか・・でも、この子が大きくなって魔女になりたいと言ったら、どうなさるおつもりですか?」
その問いに、グルシアの息が詰まった。
アレクサンドラがお腹を押さえ、小さな声で言った。
「この子は、自分で選ぶ自由があると思う。天使か魔女かをね」
リリカも大きくうなずいた。
「もし、魔女になりたいというのなら、私とアレクサンドラが魔女教育をすることになります。
このままだと、あなたの娘がニンゲン界で生活するならば、徴(しるし)か封印か、いつも脅かされるようになるでしょう?」
バンッ!!
グルシアが怒りのあまり、前のめりになり机を叩いた。
「そんな事は・・俺が絶対にさせない!!」
「ダーリン、お願い。話をちゃんと聞いて」
アレクサンドラの手が、グルシアの腕に触れた。
「でもね、ニンゲン界で女の子を生んだ魔女ちゃんたちは、みんな心配している。
自分の娘が、魔女になりたいって言ったらどうしようかって」
リリカがたたみかけた。
リリカは唇に指をあてて、挑発するように
「そうですか・・でも、この子が大きくなって魔女になりたいと言ったら、どうなさるおつもりですか?」
その問いに、グルシアの息が詰まった。
アレクサンドラがお腹を押さえ、小さな声で言った。
「この子は、自分で選ぶ自由があると思う。天使か魔女かをね」
リリカも大きくうなずいた。
「もし、魔女になりたいというのなら、私とアレクサンドラが魔女教育をすることになります。
このままだと、あなたの娘がニンゲン界で生活するならば、徴(しるし)か封印か、いつも脅かされるようになるでしょう?」
バンッ!!
グルシアが怒りのあまり、前のめりになり机を叩いた。
「そんな事は・・俺が絶対にさせない!!」
「ダーリン、お願い。話をちゃんと聞いて」
アレクサンドラの手が、グルシアの腕に触れた。
「でもね、ニンゲン界で女の子を生んだ魔女ちゃんたちは、みんな心配している。
自分の娘が、魔女になりたいって言ったらどうしようかって」
リリカがたたみかけた。