緋色の徴(しるし)・改訂版・リリカとサリエル 魔法の恋の行方シリーズ
「あーーん、また、バックと靴忘れるなんて」
アレクサンドラは、椅子に置いてあるバックを取り上げた。
「なんか、リリカ、変わったよね」
「どこが?」
グルシアが首をひねった。
「着ている物とか、言い方とかさ」
「ふん・・」
確かにこの間来た時は、いかにもという感じで娼婦っぽい服装だったが、今日はバリキャリ風、濃紺のパンツスーツだった。
化粧も薄いピンク系、髪もひとつに束ねていた。
「リリカがさ、言ってたんだけど、どうもサリエルが、迫ったらしいよ」
アレクサンドラはそう言って、グルシアの隣に座った。
「いや、あいつは・・ニンゲンとか、魔女とか興味を持っているのは確かだが、単なる好奇心、探求心ってやつだ。
それか、ちょっとからかっただけじゃないか?」
「LOVEって感情じゃないの?」
アレクサンドラはグルシアの手に、自分の手を重ねた。
「そういった感情は、あいつにはないよ。今まで、そんな話も聞いたことないし」
「そう・・リリカの事を好きって・・思えるんだけどな」
「まぁ、彼女が変わっているので、興味を引いたのだろう」
アレクサンドラはグルシアの手を取り、自分のお腹にあてた。
アレクサンドラは、椅子に置いてあるバックを取り上げた。
「なんか、リリカ、変わったよね」
「どこが?」
グルシアが首をひねった。
「着ている物とか、言い方とかさ」
「ふん・・」
確かにこの間来た時は、いかにもという感じで娼婦っぽい服装だったが、今日はバリキャリ風、濃紺のパンツスーツだった。
化粧も薄いピンク系、髪もひとつに束ねていた。
「リリカがさ、言ってたんだけど、どうもサリエルが、迫ったらしいよ」
アレクサンドラはそう言って、グルシアの隣に座った。
「いや、あいつは・・ニンゲンとか、魔女とか興味を持っているのは確かだが、単なる好奇心、探求心ってやつだ。
それか、ちょっとからかっただけじゃないか?」
「LOVEって感情じゃないの?」
アレクサンドラはグルシアの手に、自分の手を重ねた。
「そういった感情は、あいつにはないよ。今まで、そんな話も聞いたことないし」
「そう・・リリカの事を好きって・・思えるんだけどな」
「まぁ、彼女が変わっているので、興味を引いたのだろう」
アレクサンドラはグルシアの手を取り、自分のお腹にあてた。