涙をかきわけて

第二章光指す方へ

ボクは、もう瞳はなくって。



ただ、光指す方へ歩けば、沢山の光がスキップしていた!




「君も、踊ろうよっ!」







光に手を取られて、ボクは光と風の中を踊った!







「顔がっ痒いっ!!」





ボクは、涙の顔をかきわけた!






そこには、光があった!





太陽の、光が・・・・・・!






ボクの顔はなくなった・・・・・・、




でも、心で、





太陽を、






今、





見ている。






ボクの心を、






太陽は、






太陽にしてくれた!







ボクの心は、太陽になった!






体は、どんどんはがれて、





道を作った・・・・・・!






ボクは、太陽の心で生きた。






そして、





町に、






太陽の心でできた光を渡した。








ボクは、町の光になった!








町の、太陽に、







なったんだっ!











太陽が二つ!





町に並ぶ。







おばあちゃんの泣いた顔を、乾かす。





「孫が、刺し殺されたんだっ!」





おばあちゃんは、





顔中、





体中、





涙だらけだっ!





おばあちゃんの心にも、太陽を・・・・・・!
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

しがさ日記
しがさ/著

総文字数/57,597

ノンフィクション・実話55ページ

イスのあいさつ
しがさ/著

総文字数/325

絵本・童話1ページ

表紙を見る
ペンネーム私らしいペンネームに戻します。
しがさ/著

総文字数/494

ノンフィクション・実話1ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop