年下上司の溺愛は甘すぎる
『だけどそれのおかげでメッセージきた瞬間に次こそ問い詰めることできるかもしれないよ』


確かに、今まで一度も光輝に対して浮気を疑ったことはないしスマートフォンを盗み見たこともない。
完全に私が光輝のことを信頼しきっていると彼らは思っているだろうから、こちらとしては願ったり叶ったりだ。


「ありがとう沙也加。少し様子見てみる」

『⋯大丈夫?瀬奈』

「ショックではあるけど、まだほんの少しだけ信じてる自分がいる」


三年半も付き合っていて同棲もして、プロポーズまでされたのだから、まだ彼を信じたいと思うのは仕方がないと思う。
勘違いで全部気のせいで、全て今まで通りに戻らないかと願う私もいた。


『いつでも頼って。次は会って話そう』

「うん。ありがとう沙也加」


沙也加に背中を押されたこともあり光輝の浮気の真相を確認しようと決意をした。
どうか私の勘違いでありように、と心の中で願う。
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