僕らの半年戦争~one chance more chance~
真木宗一郎。25歳。現在大学職員。

芸術系大学出身。演出を務める。

大学時代は他学科であったが、2回生の春に舞台へ転科。

転科後は授業や自主企画の公演で演出を勤め、3回生の春にはその演出の才能を認められ周りから一目置かれる存在となる。

演出は舞台を創造するうえでの核と言っても過言ではない。演出のビジョンが舞台に関わるすべての者を動かす。

視野や視点、思考、発想、コミュニケーション、カリスマ性。これらの他にも作品づくりに置いて芸術的センスも備わらなくてはならない。

芸術は爆発だと言うのであれば、舞台において演出が一番爆発しなければならないのである。

真木は学生時代から演出志望の学生の誰よりも群を抜いていた。
誰もが認めざる負えなかった。

何より、着いていきたくなるその人柄。
それこそが私は真木自身の才能であると思うのだ。
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