【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

……本当だ。


宇佐美くんは本当に喧嘩好きだよね……。メッセージ全然気づかなかった。



「じゃあとりあえず全員揃ってるの?」


「そうだな。まぁ、特に何かすることはないけど」


「いやいや。それがあるのよ」



全然揃ってることを確認したあと和泉に聞いた。和泉はすることはないって言っていたけど私としてはみんなに仕事を持ち込みたい気持ちでここに来たのだ。


せっかく生徒会メンバーが揃っているから“そっちの仕事”も終わらせたい。


……部外者一人いるけど私には関係ナシ。



「ま、まさか……」



その私の言葉に反応したのは仁科くん。


ここに来て初めて声を聞いたな。なんて思いながら大きめのトートバッグから資料を取り出す。



「待て待て、会長。休みの日まで仕事するのか?古城もいないし、ここは……」


「美晴なら問題無しよ。今ビデオ通話で繋いでるから」



面倒臭がりの仁科くんは仕事をしたくないのだろう。
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