【更新お休み中】歳下幼なじみのナマイキな溺愛〜最強総長の誘惑に、翻弄されて〜

美晴のことが苦手らしい仁科くんは急に大人しくなった。



「わ、わかりました」



資料をテーブルの上に置いて会議の内容確認と近々行われる文化祭の資料作りを始めた。


私の進行の元、難なく進む。


途中、ちらっと隣に座っている和泉が視界に入る。


……何気に私の隣の席キープしているのはなんだろう……。会議の時は真面目に参加しなかったのに今はちゃんとみんなの輪に入って話し合いをしている。


やっぱり、ここだと雰囲気違うな。


学校だと1年生で幼いなと思うけど、ここだとなんか歳上のセンパイに見える。


そう思うのは、私の頭がおかしいのだろうか……。


***

私たちが通っている高校は、この前も説明した通り、有名で優秀な高校。


名前は彩華学園高等学校。


今では優秀と崇められる高校だけど、一昔前はかなり荒れた不良の学校だったらしい。暴走族とか、そういうグループもあって、生徒同士で敵対していたとか。
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